環境事業

有害物質無害化処理事業

ダイオキシン類に汚染された焼却灰や飛灰、土壌を常温で化学反応によって安全に無害化します。

特徴

環境省からダイオキシン類処理技術としての承認を受け(2002年1月)、プラント建設は国庫補助の対象になります。

○既設の焼却炉にプラントを併設するだけで無害化処理ができます。
○汚染土壌の場合、移動型プラントを用いた施工により現地処理も可能です。
○油や重金属などの複合汚染にも対応できます。
○処理後の灰や土壌は、レンガ路盤材、建設資材へのリサイクルができます。
※鹿児島県川辺町では無害化した灰はレンガにリサイクルしています。

対象物

○汚染土壌、飛灰、焼却灰、汚泥

適用有害物質

○汚染土壌、油、オイルスラッジ、ダイオキシン類、PCB、重金属など
○ゴミ焼却炉からの焼却灰
○ゴミ焼却炉、溶融炉からの集塵機補集灰(飛灰)
○湾岸等の底質土に含まれている有害物質

汚染土壌無害化改良技術

有害物質無害化処理事業

処理対象物質にハイビックパウダーを添加、ミキサーを用いて混合・撹拌することで、扱いにくいオイルスラッジや汚泥も乾燥しサラサラとした粉体に変化します。

有害物質無害化処理事業

特長 ・汚染土壌(油、オイルスラッジ、ダイオキシン類、PCB、重金属)など
・ゴミ焼却炉からの焼却灰
・ゴミ焼却炉、溶融炉からの集塵機補集灰(飛灰)
・湾岸等の底質土に含まれている有害物質
適用有害
物質
・ダイオキシン類
・PCBなどの有害有機塩素化合物
・重金属類
・油、オイルスラッジ
・フッ素、ホウ素など

NO.1 ハイビックパウダー処理

処理対象物質に還化剤(特殊加工した金属ナトリウム=Na)とデクライト(触媒)を添加、ボールミルのような砕粋機を用いて混合・撹拌することによりダイオキシン類を還元的に脱塩素して無害化します。

ダイオキシン類汚染土壌を触媒に脱ハロゲン化剤を加えて、粉砕撹拌

特長 ・常温常圧での無害化処理
・機械装置の設備・維持費用の低減化
・無害化処理装置の管理・運用が安全
・処理対象物からダイオキシン類・PCBを抽出することなく処理
・脱離された塩素は安全な塩化ナトリウムに
・複合汚染の処理にも対応
・汚染現場での直接処理にも対応

No.3 重金属不溶化不動化処理

処理対象物質に還化剤(特殊加工した金属ナトリウム=Na)とデクライト(触媒)を添加、ボールミルのような砕粋機を用いて混合・撹拌することによりダイオキシン類を還元的に脱塩素して無害化します。

川辺町ダイオキシン無害化プロジェクト

実証実験までの経緯

地図

■鹿児島県川辺町

1974年
旧焼却炉からの焼却灰を素掘りで埋立はじめる
1997年2月
最終処分場での野焼きを全面中止る
1997年11月
摂南大学に埋立焼却灰のダイオキシン類分析を依頼
1998年4月
全国に先駆けて隣県の管理型処分場に埋立焼却灰の搬出を行う
(総量1万tのうち5千tを搬出)
2000年3月
ダイオキシン類無害化実証実験開始
2001年4月
実証実験の成功をマスコミに発表
2002年12月
ダイオキシン類無害化実用プラント稼動開始(焼却炉から排出される飛灰、
焼却灰及び埋立焼却灰の処理用)

実験結果

実証実験分析結果(河辺町)
試料 ダイオキシン類濃度(pg-TEQ/g) 分解率(%)
処理前 処理後
埋立物(焼却灰+土壌) 480 0.25 99.95
0.30 99.94
集塵機捕集灰(飛灰) 910 0.33 0.41
99.96 99.95
8,800 28.0 99.68
40.0 99.55

実証実験分析結果(某地域)
試料 ダイオキシン類濃度(pg-TEQ/g) 分解率(%)
処理前 処理後
土壌 21,041 9.0 99.95
24,930 12.5 99.95
28,071 25.5 99.91

川辺町プラント概要

処理能力 1.5t/day ※1
処理対象物 ・焼却灰 ・飛灰焼却灰 ・汚染土壌
建設費 約3億円 ※2

※1.処理能力は、少量から大量のものまで対応することが可能です。
※2.処理プラントの建設費用は、状況により異なります。

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